北京五輪にちなんで、今日もまたスポーツネタ。
みなさんは「ファインプレー」と言ったら、
誰の顔を思い浮かべますか?
イチロー選手、あるいは新庄選手かな?
ファインプレーって「すごい!」ですよね。
でも、私にはとても苦い思い出があります。
高校時代のバドミントン大会でのことです。
その日の私は、自分でもビックリするような
ファインプレーを連発し、
その試合に勝つことができました。
私は得意気になって、
いつも私を怒鳴りまくっている監督をチラリと見て、
「どうだ!」と言わんばかりの態度で
監督の近くに駆け寄りました。
そのときは、
「今日の私を褒めないで、いつ褒めるんですか?」
って気持ちでした。
すると、監督が一言。
「なんだ!今日の試合は!」
ご機嫌は、斜めどころか直滑降です。
「ファインプレーなんてのは、
余裕のない人間がすることなんだ。
あらかじめ予測が出来ていれば、
あんなにギリギリのプレーはしなくて済んだはずだし、
そもそもその前のショットが相手を苦しませていたら
相手だってあんな攻撃ができなかったはずだ!」。
要するに、監督の目には
「未熟さ丸出し」ってことだったようです。
このときから、私は自分の中で
ファインプレーという言葉を封印しました。
できれば「しなくてすむような」選手に
ならなければと思いました。
一般的なイメージとして、
イチロー選手は、顔の前でラクラク捕球し、
新庄選手は、ダイビングキャッチでカッコよく捕球してる
印象がありますが、
私が目指していたのは、
まさにイチロー選手でした。
打者が打った瞬間、
ライトの守備のイチロー選手は
すでにスタートを切っており、
ボールをキャッチした後も、
次の投球動作にすぐに移れるように
正しいフォームで捕球をする。
こうしたプレーには、何も派手さがないため、
まるでバッターの「凡打」だったかのように
思われがちです。
しかし、あの松井秀喜選手の打球をイチローが捕ったとき、
「イチローさんでなければ完全に抜けていた」
と松井選手は言ってました。
ちなみに、私が大好きなヤクルトスワローズの
宮本慎也選手もこう言っています。
「僕が守っているときは、
できるだけファインプレーをしないで、
余裕でアウトにしたいと思っている。
いくら守備陣がファインプレーをしても、
味方の投手の心の中には『打たれた…』という
記憶が残ってしまうから」。
ファインプレーには、
「良いことばっかりではなく、悪い面もある」。
そんなふうに多面的に考えてプレーしている
宮本選手はさすがです。
一見、派手さに欠けるような「普通」にこそ、
「凄さ」が潜んでいるということでしょうか。
ビジネスにも当てはまるかも…。
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