「すごいなあ」と思ってるスポーツ解説者が
二人います。
■増田明美さん(女子マラソン)
■古田敦也さん(全日本代表野球)
二人に共通しているのは
元一流選手だったのにもかかわらず、
現役選手を上手に褒めてくれること。
…できそうでなかなかできませんよ、これは。
私もバドミントン競技に関しては
今でもときどき国際試合を見に行くことがありますが、
会場で、元全日本代表だった人と一緒に観戦していると、
どちらかというと、メチャメチャに現役選手をけなす人の方が
多いですね。
「自分がやったほうが早い」
「自分のほうが強かった」
「自分が指導者ならここを強化する」
そんな気持ちが少しでも残っていると、
現役選手を咄嗟に褒めることは難しい。
過去に自分の戦歴がどうだったにせよ、
現在のトップ選手に対しては
「尊敬」という気持ちがあるかないか、ですね。
それと解説者としての能力の問題もあります。
一流選手の中にも、
2通りのパターンがあります。
一方は、現役時代から勝負に対してしっかりと考えを持ち、
戦略的にプレーをしていた選手。
もう一方は、ずっと指導者にいわれるままに
受け身でプレーしていた選手。
両者を比較した場合、
解説者として成功するかしないかは一目瞭然。
普段話してる内容を聞けば、
どんな解説をするのかだいたい想像がつきますし、
情報量に差があるので用いる言葉もまったく違います。
私が解説者にのぞむことがあります。
自分の現役時代を振り返って、
・試合当日の緊張感
・勝負の駆け引き
・試合当日までどのような練習をしてきたのか、
・競技全体のみどころ
などをわれわれ素人に上手に伝えてほしい。
私が一番期待することは、
元一流選手から見たら、どんなプレーが「凄い」のか。
あるいは私の知らない
外国人選手の能力の高さも知りたい。
古田敦也さんは、こういう説明が上手ですね!
解説中に「OK!」「ヨッシャ!」を多用するのもご愛嬌。
解説中にもかかわらず、
彼の視点が、「監督」だったり「野球ファン」だったりするのが
個人的にはとても楽しいです(笑)
逆に、「今のは惜しいですね〜」のような、
見たままの「結果」だけを伝える解説はNG。
元一流なりの「予測」「仮説」「対策」「選択肢」なども
視聴者にきちんと教えてほしいと思います。
中畑系の「気合い」中心の解説は見てるだけで疲れますし、
掛布系の「自分のコメントに自分で納得」するのもどうかと…。
松木系の「視聴者とテンションが違いすぎる」とビックリするし、
セルジオ系の「辛口オンリー」だと試合がつまらなくなります。
あと、シンクロ競技の解説者が
「いまのはいいですね〜」「高得点でますよ!」と言いますが、
私にはいまだにその違いがよく分かりません(泣)。
元一流選手だった人が解説してくれる場合は、
一流にしか分からない「いろんな凄さ」を指摘し、
現役選手をリスペクトしたうえで
「その凄さ」をわかりやすく伝えてほしい。
つまりはそれかな?
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

