一昨日、北京五輪の水泳競技の
代表選考会を兼ねた日本選手権で、
男子200メートルで日本新記録を達成した直後の
北島康介選手のコメントです。
世界記録までに、0秒34及ばなかったことについて
「あともうちょっとだったなぁ」と叫んで、
周囲の笑いを誘いました。
北島選手らしい、いいコメントですね。
「前半を世界記録を上回るペースで
泳いでいることは分かっていた」
彼のようなレベルになると、
自分で泳いでいながら、
そんな小さな変化までも分かるんですね。
人間の身体というのは、
鍛えていくと、どんどん感覚が
研ぎ澄まされていくのでしょうか。
とはいえ、サイボーグのように
自身の肉体を鍛えていくには、
強靱な「精神力」がないとムリ。
ダイエットすら満足にできない
今の私にはちと耳の痛い話です。
以前、スピードスケートの清水宏保選手の
特集記事を読んだことがあります。
そのときも、そんなことを感じました。
清水選手は、息を止めたまま、
筋肉が破壊されるまでトレーニングをするそうです。
いったん筋肉をぶっ壊して、そこからまた新しい
筋肉を身につけるためです。
長野オリンピックのとき、
彼は「超回復」と言われる能力を
身につけていました。
例えば、一般の人なら、全治6ヶ月といわれるケガは
一流のスポーツ選手は3ヶ月で程度で治ります。
しかし、当時の清水選手は、さらにその半分の日数で
完治させてしまう能力がありました。
なぜか?
それは筋繊維の切断と再生を極限まで繰り返したことと、
「筋繊維」との対話によって、清水選手が
常に自分の身体の状況を把握しながら肉体を
作り上げていったから…。
私が想像するに、
そこまでの能力がないと、
毎日ハードトレーニングで疲労しきった肉体を、
翌朝までに完全に回復させることができず、
疲労がたまる一方になってしまうから
だろうと思います。
結果的に、清水選手は常人には考えられないほど
神経が研ぎ澄まされました。
彼のエピソードの中には
「新しく発注したスケート靴のボルトが2ミクロンずれていることに気づいた」
というのがあります。
…なんだか北島康介選手と似ていますね。
さらにビックリなのは、
清水選手は、太腿が太くなりすぎたために
前傾姿勢が苦しくなると、
腸を吊っている筋肉との対話を試み、
レース前には「内臓を普段よりも高く吊り上げる」ことで
太腿がお腹に当たるのを緩和したといいます。
内臓まで鍛える。
内臓の位置を変える。
そこまで鍛えると、養殖の魚なども
感覚で分かってくるそうですよ。
飛行機に乗ったときも酔いやすくなるとか…。
まさに野生動物!
人間から野生動物に変わるくらいでないと、
タイムレース競技では
金メダルは獲れないのかも…。
ハッキリ言えることは
トップアスリートのやることは
決して「健康的」ではないってこと。
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追伸:新潟県の「JSS長岡」所属の種田恵選手、
オリンピック出場決定おめでとう!
新潟出身じゃないのに、
竹村コーチを慕って新潟に住むことを決意し、
長岡から世界を目指してるということを
私は少し前に知りました。
毎日のモチベーション維持も含め、
本当の競争相手がいない土地で、
ストレスと闘いながら勝負に挑むことが
どれだけ大変なことか…。
でも本当の勝負はこれからです。
竹村コーチのブログも必見です。
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