私が住んでいる新潟市秋葉区の本屋さんの話です。
「T書店」 …全国展開の本屋。レンタルビデオ・レンタルCDなども扱う。
「E堂」 …地元創業の本屋。本のみを販売。
上記の2店舗は、100メートル程しか離れていません。
売り場面積はだいたい同じですが、
お客の数がぜんぜん違って、「T書店」のほうが
常に3倍くらい多いイメージです。
本屋って、どこも定価販売で
ほとんど同じものを扱っているのに、
どうして差ができるんでしょうね。
前から不思議に思っていました。
実は、昨年末あたりから
私が「T書店」で立ち読みしているときに、
ライバル店の「E堂」のオーナーの顔を
見かける回数がやけに多いことに気づきました。
偵察かな?
「E堂」は本の陳列やサービスを変えるのかな?
私は咄嗟にそんなことを思いました。
いったいどんなふうに改善するのか?
その瞬間から、それが私の密かな楽しみに変わりました。
…結論から言うと、あれから2ヶ月。
最近の「E堂」は、休日になると大勢のお客で賑わい、
この私も本を買うならこれからは「E堂」がいいなと
思うようになりました。
「E堂」について、私が変わったなと感じたところを書きます。
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1.「大人の書斎コーナー」を新たに設置。
…これまでの広い「キッズコーナー」を撤去して、
本をじっくりと選びたい人がリラックスできるようなソファとテーブルを用意。
幼児の泣き声がしなくなったので、落ち着いて本に集中できる。
(子連れ客は、音楽が賑やかな「T書店」に移動?)
2.女性ファッション雑誌の売り場に「長い腰掛け」を設置。
…女性雑誌はどれも分厚くて、立ち読みが困難。
でも、ここなら自分のバッグも脇に置いて、じっくり座って読めます。
3.E堂からのお奨め本には「手作りの帯(メッセージ)」をつける。
…手書き文字の帯がついてると、なんか手に取ってしまうんですよね!
4.人気の雑誌は、バックナンバーも販売。
…「サライ」のような定番雑誌は、流行に左右されない情報誌。
この店はバックナンバーも充実。
5.郷土関係の本のコーナーを設置。
…こういうのがあると、夏休み・冬休みの自由研究に便利。
6.新刊や話題の本コーナーは、レジの前。
…まあ、お店の人も陳列場所を説明しやすくていいかも。
7.絶版コーナーを設置。
…ワゴンの中に、探していた絶版図書があったりします。
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このほかにも、まだありますが、
いまでは休日になると「E堂に行こうかな?」って
思うようになりました。
本好きには、たまらないスポットに大変身。
まあ「T書店」との一番の違いは、
かかってるBGMかな(笑)。
あと、個人的には、売れる本屋さんの絶対条件は、
「きれいなトイレ」です。
なんか、本屋にいくとトイレに行きたくなりません?
…失礼しました。話を戻します。
もしも、「T書店」の存在がなかったら、
「E堂」は、ここまで顧客にやさしい本屋になれたか?
もしも「T書店」がなかったら、
そもそも、私は秋葉区の「E堂」で本を買っていたか?
私は、おそらくどちらも「NO!」だと思います。
いまや本は、インターネットでも
買える時代になりました。
それでも私がわざわざ本屋に行く理由は
ちゃんと存在するんですけどね。
・いろんな雑誌を立ち読みできる。
・買おうかどうか迷っている本を立ち読みしてから判断できる。
・自分の好奇心を満たしてくれる本に出会えるかもしれない。
・悩みの「ヒント」が見つかるかもしれない。
・ビジネス関連の雑誌は、表紙の見出しから情報収集できる。
こんなふうに考えると、
売れない理由は「同業他社」の存在ではなく、
そもそも「お客のニーズ」を的確に把握してなかった
自分たちの中にあったと考えるべき…。
いい本屋さんは、
「本が充実」「探しやすい」「落ち着いた空間」「新しい刺激との出会いがある」
…そして「きれいなトイレ」。(笑)
ほかにもまだあるかな?
そうそう、「ブック・カフェ」併設も捨てがたい…。
買ったばかりの本は、自宅じゃなくて、
雰囲気のいい喫茶店で読みたいなあ。
もうしばらくは
本屋から目がはなせません。
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