「福祉・慈善活動」を無視して生きてる
わけではありませんが、
自分の中で具体的なイメージがないために、
なかなかその第一歩が踏み出せません。
イギリス・スウェーデン・デンマーク等の
福祉国家と言われてる国の事例集を読み、
理論的には(多少)知っているつもりでも
まだまだ知らないことがたくさんあります。
実際そこに住んでいる人たちは
どのように活用しているのか?
あるいは受け入れているか?
あるいは嫌な思いをしているのか?
文句はないのか?
そういう生の声を知りたいとずっと思っていました。
そんなふうに思っていたら
一昨日、いい本を見つけました。
![]() | 盛りを過ぎてもへこたれない国イギリスに学べ (2007/10/31) マークス 寿子 商品詳細を見る |
この本には、イギリスという国のいろんな話が載っていて、
「ボランタリー活動」についても詳しく書かれています。
イギリスではそれを文化として定着させるために、
国家としてどんな工夫をしてきたのか?
これについて、とても興味深い「答え」を見つけたので
一部抜粋して紹介します。
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■田舎の村の小学生たちは水泳を習い始めると、
その成果を評価してお金を出してくれるスポンサーを探す。
子どもたちは「夏休みにプールを十回往復できるようになったら
いくらくれますか?」というふうに大人に頼みに来る。
これはチャリティー活動のため、
ボランタリー活動のためだということを
私たち大人は分かっているので、
「それでは千円あげましょう!」とそれを紙に書いていく。
「○○さん、千円」というように。
一人で何人かのスポンサーを見つけて、もしも十人ならば、
その子が十回ちゃんと往復できたら、
その子は千円ずつ一万円集めるということになる。
その子は、夏休みのある日プールを往復泳ぐのだが、
そこにはちゃんと監督の先生がいて、ずるなしに十回泳ぐと
判子を押してくれるのである。
そうすると、彼はその判子のついてる紙を持ってきて
「ちゃんと泳ぎました!」と言って私にその紙を見せる。
すると私は千円を出す、ほかの人たちも出す。
こうして集まった一万円を、その子は全額
学校がかかわっている慈善事業に寄付する。
このことが、その子にとって非常に誇りになるわけである。■
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…このように、イギリスの子どもたちは、
毎年何をするか考えることも
楽しみの一つになっているようです。
つまり、普段自分がやっていること、
例えば「かけ算の九九が百回言える」みたいな
努力目標を自分で決めて、いろんな人たちと約束を交わし、
そして結果を出したら、約束のご褒美を集めに回り、
それを全部寄付するということが
イギリスの子どもの奉仕活動、慈善活動の中心を
なしているようです。
日本の場合だと、
「かけ算の九九」が正確に言えたら、
お母さんからご褒美をもらい、
そして、それを貯金したり、
自分のオモチャを買たりするというのが、
普通の家庭だったりしますが…。
このように、日本とイギリスを比べると、
「子ども」と「お金」の関係に大きな違いがあるのですね。
これは社会の中での、
このようなことへの「評価の仕方」に大きな問題があると、
著者のマークス寿子さんは指摘しています。
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■慈善事業などにお金を寄付するということを
みんなが評価して、それが学校の成績にならないとしても、
子どもたちの生活の中で、
「いいことをやっている子」だという評価につなげることを
社会がやらない限り、
ボランタリー活動とか慈善活動というのは
自己満足に終わってしまうだろう。
「誰も評価してくれないのから嫌!」ということになって
しまうのではないかと思う。
反対に、お金を貯めた子とか、
小学校4年生だけど株をやって儲けた子なんかが
評価されるようなことになれば、当然、無償でやる奉仕活動は
いくら政府が力を入れても、
子どもたちは「そんなことしたって何にもならないよね」
ということになってしまうのではないかと思う。
従って、国が奉仕活動やボランタリー活動を
広げていきたいと本当に思うのだったら、
ここから手を打っていかなければならないだろう。■
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イギリスでは、どこの学校でも子どもが小さいときから
ボランタリー活動をやらせていますが、
決して強制ではなく、それで成績をつけたり、
単位をとったりということはしていないそうです。
しかし、彼らが学校を卒業するときから、
「履歴書」にはどんなボランタリー活動をしたかを
きちんと書かかなければならず、
そのことが一生ついて回ることになります(!)。
ちなみに、イギリスでは
1970年くらいから政府の方針で、
ボランタリー活動の「NPO」が作られています。
ボランタリー活動は、
好きな人が勝手にしなさい、
奉仕したい人が勝手にやってください、
ということでは絶対にうまくいかないことを
イギリス人は知っています。
ですから、ボランタリー活動に参加する人たちには
訓練のプログラムが用意されており、
「活動を通して知った情報は、他に漏らさない」等の
厳しいルールも設けられています。
このように、ボランタリー活動については、
まだまだ私たち日本人が
他国に学ばなければならないことが
たくさんあります。
しかし、少子化問題を抱えているわが国が
絶対に定着させていかなければならない活動、
その一つが、私はこのボランタリー活動だと思ってます。
URL | yokohaya #vNZghXcs[ 編集 ]
好きな人が勝手に・・・
奉仕したい人が勝手に・・・では うまくいかないなあと実感します。
今年は、イギリス人から学ぶぞっ!
URL | いむ #-[ 編集 ]
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